説明的文章

説明的文章

中学入試で出題される説明的文章には
①説明文 ②論説文
の2種類があります。以下特徴を見てみましょう。

説明文

 説明文とは 
専門性の高い知識情報を筆者が読者に教えてくれる文章。
ex.昆虫の生態、地球の成り立ち

・筆者は各職業の専門家あるいは作家
・専門性が高い内容なので答えは基本全て本文にある
・つまり“探す”ことが目的となる
・筆者の主張が多く入ってくると論説文になる。

 特徴 
■読みにくい・・・専門用語が多く、言葉・内容が難しい。
■解きやすい・・・答えが本文に書いてある。

① 何についての文章なのか?(テーマ)
② 筆者はどこでどのような説明をしているのか?(説明)

テーマをつかんで各段落に何が書いてあるかを覚えながら本文を読むことが大切です。
純粋な説明文は筆者の主張が少ないので、割り切れば設問条件に合うものを探すだけの一番簡単な問題です。

論説文

 論説文とは 
ある一つのテーマについて筆者が解説し主張が加わったもの。
ex.教育についての日米対比、インターネットの功罪

・筆者は作家もしくは各職業の専門家
・文中根拠はしっかりあるが、本文の解釈が難しい場合もある

 特徴 
■読みにくい・・・文章内容・表現の難易度が高い
■解きにくい・・・主張の対比など文章構造理解が必要

① 何についての文章なのか?(テーマ)
② それについて筆者はどのような主張をしているか?(主張)
③ 反対説との対比関係(主張の方向性)

説明文に筆者の主張が加わった文章と考えるとわかりやすいです。
本文内容が難しい場合が多く、主張の読み取り問題も出題できるので出題比率が高いです。